次世代の継ぐ
伝統文化の発信源

(株)安本武司商店について

繊維を通じて人々の幸せを願い

伝統文化の継承に貢献する

伝統 × 未来

昭和30年代まで和装は晴れ着だけではなく日常着でもありました。
今では日常での和装はほとんどなく、冠婚葬祭の特別な時に着るものになりました。
このまま和装は廃れてしまうのでしょうか?

 

答えは、否です。

 

和装は単なる「着る物」ではなく、日本の文化そのものです。
伝統とはただ闇雲に守るだけではなく、時代に合わせて変化を取り入れながら次代につなげていくものなのです。

私たちもより扱いやすい素材、より着心地の良い縫製方法と日々模索し、チャレンジしています。
そして、繊維を通じて日本の伝統を次代に伝えるために誇りを持って取り組んでいます。

(株)安本武司商店の特色

しっかり育てます

社内育成システムがしっかりしていると自負しています。
計画的なOJT(職場内訓練)は部門関係なく、全社的な育成体制をとっています。
また、年2回の業績考課で自分のキャリアを改めて考え、会社も個人もWin-Winの関係を目指しています。

言い出しっぺがエライんです

アイデアや提案は誰からでも遠慮なく。
実施するとなったらどんどん任せます。
「誰かがする」ではなく「自分がする」ことでより良いものになります。
平成30年の大型設備投資 自動裁断機導入の際は、当時入社3年目の社員がリーダーシップをとって、スペックの確定など具体的に詰めていきました。

社長からの「君はどう考える?」

当社の社長は社員の誰に対しても分け隔てなくこう聞きます。
けれどもそれは単に優しいのではなく、厳しさでもあります。
新入社員にもこう聞きます。
答えが与えられるのではなく、自分でひねり出すことを大切にしているからです。
これが成長につながると考えます。
能動的に動く人には、サポートを惜しまないのが当社の社長です。

お仕事風景

(株)安本武司商店のストーリー

黎明期

〜昭和27年頃

洋装向けの高級裏地ベンベルグ ®︎を和装の世界で初めて取り扱う。

得意先に受け入れられ、「ベンベルグ=安本」と知れ渡る。

創業者の固定観念にとらわれない柔軟な考え方は、安本のDNAとなる。

ベンベルグの売り上げが8割を占める。(現在は1割以下)

従来の用途にこだわらずアパレル生地も積極的に提案。

「旭化成代理店」となり大手企業との取引があることにより信用度も向上する。

成長期

昭和38年~昭和50年頃

第1変革期

昭和60年~平成7年頃

新参者の法衣業界でも徐々に信頼関係が出来ていく。

取引先から生地だけでなく製品も出来ないかとの相談があり、縫製事業を始める。

お客様の指導を受けながらスタート。

型紙をつかうなど、洋裁技術も取り入れ、

職人頼みではなく平準化した商品作りで品質の均一化を図る。

しかしながら、このような取り組みは業界内では異端と映っていた様子。

また、社内ではOA導入により業務の効率化を進める。

売り上げを一社依存から分散して売り上げられるよう取引ポートフォリオの改善を進める。

縫製事業の技術継承ため、技術蓄積のため自動裁断機(CAM)を導入する。

将来予想される人手不足時の対応でもある。

CAM導入にあたっては、知識のある若手社員がリーダーシップをとってくれた。

和装業界では導入自体が珍しいため取引先の興味を引く。

 

第1変革期で縫製を始めたことが現在の売上に繋る。

素材だけでなく製品での取引が出来るようになったことが非常に大きい転換点である。

第2変革期

平成30年頃~現在

エントリーフォーム

「注文をいただくまで」「伝票を作成するだけ」のような限定されたものではなく

それぞれ幅広く携わることができます。

営業

ー募集中 25卒ー

営業管理

ー募集しておりませんー

生産管理

ー募集しておりませんー

技術管理
ー募集しておりませんー

人事スタッフ

ー募集しておりませんー

会社概要

TEL
(075) 354-5005(直通)
メールアドレス
saiyou@yasumoto.jp
業種
生地専門商社および法衣縫製
代表者
代表取締役社長 安本 賀一
設立
昭和38年3月 (創業 昭和14年)
資本金
1,000万円
社員数
24名(令和4年4月時)
事業内容
繊維事業
  繊維製造卸(婚礼衣装、法衣、和装小物)
  法衣製造
縫製事業
ホテルモンドンス京都五条
和裁教室 衣と屋(いとや)
取り扱い品目
綿、絹、ポリエステルなど和装、法衣向き生地
和装小物製品
婚礼衣裳製品
法衣及び法衣小物製品
主要取引先
婚礼衣装メーカー
全国の法衣店
和装小物メーカーなど約200社
代表取締役社長 やすもとよしかず

1968年生まれ

摂南大学工学部経営工学科卒業

外資系メーカーでエンジニア、営業を経て当社に入社。

平成23年、代表取締役社長に就任。

経営理念は、繊維産業が成熟市場になっても、社員のひとりひとりが自分の仕事に誇りを持てるようにと願って作っています。
例を挙げると、ピラミッドを造るレンガを運んでいる人に何をしているのかと尋ねると「レンガを運んでいる」と答えるより、「歴史を作る仕事をしている」と答えるように、日本の文化を支えているという気概を持って仕事に取り組む社員になって欲しいと思っています。
伝統という言葉はともすれば、変化に乏しいというイメージを抱くかもしれません。
でもそうではなく、時代に合わせ常に新しい取り組みをしないと取り残されてしまいます。
当社は創業以来、様々な変化をしてきました。

このDNAはこれからも大切にしていきます。
また、創業者は「仕入先こそ大切にしなさい」「商品は丁寧に扱いなさい」とよく口にしていました。
このような人として基本的な姿勢を大切にしながら、会社も社員も取引先も共に幸せになる方法を常に追い求めています。